作業・施工内容

エコジョーズ交換の主なポイント

1. ドレン水処理の確認
   
   エコジョーズは排気熱を再利用する際に「ドレン水（結露水）」が発生します。このドレン水は酸性を帯びており、適切な排水処理が必要です。戸建て住宅では、雨水マスや側溝への排水が一般的ですが、マンションでは排水経路の確保が難しい場合があります。特にパイプスペース（PS）内に設置されている場合、排水経路の確保が困難で、設置できないケースもあります。そのため、事前に排水経路の確認が必要です。

2. 設置スペースと排気方向の確認
   
   エコジョーズは排気温度が低いため、排気が滞留しやすくなります。そのため、排気口周辺に障害物がないか、排気方向に問題がないかを確認する必要があります。また、設置スペースに余裕があるかも重要です。

3. 管理組合や自治体への確認
   
   マンションの場合、給湯器の交換には管理組合の許可が必要です。また、自治体によってはドレン水の排水方法に制限がある場合があります。事前に管理組合や自治体に確認し、必要な手続きを行いましょう。

4. 補助金制度の活用
   
   東京都では、省エネ型給湯器への交換に対して「東京ゼロエミポイント」が付与される制度があります。エコジョーズへの交換で、商品券などがもらえる場合があるため、活用を検討しましょう。

5. 専門業者への相談
   
   エコジョーズの設置には専門的な知識と技術が必要です。信頼できる専門業者に相談し、現地調査や見積もりを依頼することをおすすめします。

エコジョーズへの交換は、長期的な光熱費の削減や環境負荷の軽減につながりますが、設置条件や手続きに注意が必要です。​事前にしっかりと確認し、計画的に進めましょう。