千葉県浦安市千鳥給湯器交換 野田様

作業・施工内容
TES・熱源付き給湯器を上方排気タイプで交換する際には、通常の給湯器交換よりも複雑な確認事項がいくつかあります。上方排気給湯器は、マンションのパイプスペース(PS)やバルコニー設置など、限られたスペースで効率よく排気を行う設計になっており、特に熱源機能を備えたTESタイプでは、複数の配管や高出力設計により注意が必要です。
まず最も重要なポイントは、「排気方式の適合」です。上方排気は、排気ガスを真上に逃がす構造となっており、建物の構造や排気口の位置によっては、対応できる機種が限られます。また、エコジョーズタイプへの交換を検討する場合は、排気温度が下がるため、既存の排気筒やダクトが再利用できないケースがあります。そのため、事前に設置環境と排気経路を正確に調査し、適合する専用部材を選ぶことが必要です。
次に、「温水暖房対応の配管接続の確認」が重要です。TESタイプの熱源付き給湯器では、給湯・追い焚き・床暖房・浴室乾燥など複数の機能を1台でまかなうため、通常の給湯器よりも接続する配管の数が多く、設置スペースや配管の取り回しに制約があります。上方排気の熱源機は特にスペースの制限が厳しいため、配管口の位置や機器の寸法を正確に確認し、既設配管と干渉しない機種を選ぶことが求められます。
さらに、「機種選定とリモコンの互換性」も重要です。TES用の熱源機は、機能や暖房回路数によってラインナップが細かく分かれています。既存の床暖房や浴室乾燥機を継続使用する場合は、同等以上の暖房能力を持つ機種を選ぶ必要があります。また、古いリモコンが新しい本体に対応していない場合があるため、リモコンも合わせて交換するケースが多いです。特にインターホン付きや二箇所操作リモコンの場合は、機能継承の確認が必須です。
工事時には、「排気カバーや防熱板の設置」も考慮すべきポイントです。上方排気は排気熱が真上に上がるため、上部に障害物がある場合や、周囲の建材に影響を与えないように排気カバーや防熱対策を施す必要があります。これらは機種や設置環境に応じて専用部材が用意されているため、現場の状況に応じた判断が求められます。
以上のように、TES・熱源付きの上方排気給湯器の交換は、排気方向、配管構造、機器寸法、周辺部材との適合、そして暖房設備との連携など、多角的な調査と判断が必要です。経験豊富な業者に相談し、事前調査と適切な製品選定を行うことで、トラブルなく快適な給湯・暖房環境を維持できます。
給湯器交換場所 | 千葉県浦安市千鳥 |
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作業時間 | 2時間 |