シャワーの水圧が弱いのは給湯器のせい?原因と対処法を解説!
シャワーの水圧が弱いと入浴が不便になり、リフレッシュ効果も半減してしまいます。そのため気持ちよくお風呂に入るには、原因に沿った方法で問題を解決して、シャワーの出を良くしなければなりません。本記事では、シャワーの水圧が弱くなる原因と対処法についてご紹介します。今回紹介する内容を参考にして、快適なお風呂環境を整えましょう。
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シャワーの水圧が弱くなる原因と対処法
水圧が弱くなる原因として、給湯器に問題がある場合がありますが、実は他にもさまざまな要因が影響している可能性があります。ここでは、シャワーの水圧が弱くなる原因と、シャワーの出を良くするための対処法をご紹介します。
給湯器のタイプが貯湯式
使用している給湯器のタイプが貯湯式の場合、シャワーの水圧が弱くなる傾向にあります。貯湯式の給湯器は、水を一度タンクに溜めてからその水を温めて供給するため、どうしても水圧が低くなってしまうのです。
貯湯式の給湯器を使用していて水圧が気になる場合は、直圧式の給湯器に買い替えると良いでしょう。直圧式の給湯器は、必要な分だけその都度水道水を瞬間的に温めてお湯を作るため、安定した水圧が確保できます。
給湯器の号数が家族の人数に合っていない
シャワーの水圧が弱くなる原因として、給湯器の号数が家族の人数に合っていないことが考えられます。給湯器の号数とは、1分間に供給できるお湯の量を示すものです。大人数の家族では、より大きい号数の給湯器が必要になります。例えば1人暮らしであれば16号、4人家族であれば24号の給湯器が推奨されています。
号数ごとにお湯を作れる量が決まっているため、給湯器の性能以上にお湯を出した場合、水圧が低下してしまうのです。もしこのような問題が続くならば、適切な号数への変更を検討しましょう。
給湯器が故障している
給湯器自体の性能が劣化している場合も、水圧の低下につながります。給湯器の故障は、内部の部品の劣化や詰まりなどが原因で発生します。給湯器が故障している場合は、リモコンに表示されているエラーコードに従って対処したり、一度リセットしてから再起動したりしてみてください。もし自分で直せないのであれば、専門の業者に連絡を入れて、修理や交換を依頼しましょう。
シャワーヘッドやフィルターが目詰まりしている
シャワーの水圧が悪くなるのは、シャワーヘッドやフィルターが目詰まりしているからかもしれません。水垢や水道水に含まれる、カルシウムなどのミネラル成分が蓄積することで、目詰まりを起こし水の流れを妨害します。そのため、水の通りが悪くなったと感じたら、定期的にシャワーヘッドやフィルターを取り外して掃除しましょう。
水漏れしている
給湯器の配管やシャワーとの接続部分で水漏れが発生すると、シャワーヘッドにまで到達する水の量が減少し、水圧が弱くなります。水漏れを放っておくと、給湯器の故障にもつながるおそれがあります。そのため、水が漏れている箇所を見つけたら、接続部分を締め直したり、パッキンなどの部品を新しいものに交換したりしてください。自分で対処できない場合は、専門の業者に修理を依頼しましょう。
他の場所でお湯を使用している
家族が同じ時間帯にそれぞれ違う場所でお湯を使うと、給湯器にかかる負担が大きくなり、水圧が低下します。シャワーやお風呂、食器洗い、洗濯など、お湯を使用する際は、時間帯をずらすようにしましょう。
原因に沿った対処法で水圧が弱くなる問題を解決しよう
本記事では、シャワーの水圧が弱くなる原因と対処法について紹介しました。シャワーの水圧は、給湯器のタイプや使用している号数に影響を受けます。また、給湯器の故障やシャワーヘッドの目詰まり、配管の水漏れなど、メンテナンスを怠っている場合によく起こります。
そのためこれらの問題を解決するには、給湯器の点検や部品の交換、掃除などのメンテナンスが欠かせません。シャワーの出が悪くなったら、原因を特定して適切な対応を取り、快適な水圧を確保しましょう。