給湯器はつけっぱなしでも大丈夫?安全性・費用・故障リスクを解説
給湯器を使用している方の中には、電源をこまめに切る方と、つけっぱなしにしている方がいるでしょう。安全性や費用面から見てこまめに切った方が良いように感じられますが、実際のところはどうなのでしょうか。本記事では、安全性、費用、故障リスクの3つの観点から給湯器をつけっぱなしにしても問題ないのかどうかを解説します。給湯器は毎日使う設備なので、適切な使用方法を学んでおきましょう。
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給湯器はつけっぱなしにしても安全上問題はない?
給湯器は、電源がついていても水が流れないと作動しないようになっているため、つけっぱなしにしていても安全上あまり問題はありません。また、安全装置が内蔵されていたり、異変があればエラーコードでお知らせする機能が搭載されたりしているため、事前にトラブルを防いでくれます。
ただし、定期的に点検やメンテナンスを行い、日頃から高い性能を保っておかなければ、このような便利な機能が作動しないこともあるので、気をつけてください。
給湯器をつけっぱなしにすると費用は高くなる?
給湯器をつけっぱなしにしていても、光熱費が大幅に増加する可能性は低いとされています。電源を切らずにいる時にかかる費用は、月に数十円程の待機電力だけです。給湯器をつけっぱなしにしていてもお湯を使わない限り、水道代もガス代もかかりません。待機電力として使用される電気もあまり多くはありませんが、最近は電気代の値上げが続いているため、少しでも節約したい方はこまめに消すといいでしょう。
給湯器のつけっぱなしは故障の原因になる?
給湯器はつけっぱなしにしていても、故障の原因になることはほとんどありません。その理由は、電源を入れたままにしていても水が流れない限り、給湯器は作動しないからです。給湯器が壊れたり寿命が縮まったりするのは、以下の要素が大きく影響しています。
- 通電時間
- 燃焼時間
- 着火時間
しかし、電源が入りっぱなしでもお湯が流れない限り、これらの要素に影響を与えないため、寿命を縮めることもありません。また最近の機種であれば、省エネモードなど、つけっぱなしにすることを前提として搭載されている機能も多くあります。そのため、こまめに電源を切らなくても長期間にわたって安全に利用できます。
給湯器を消した方が良いケース
給湯器はつけっぱなしにいていても、安全性が損なわれたり費用が大幅に上がったりするようなことはありません。ただし、電源を消した方が良いケースもいくつか存在します。例えば、長期間家を留守にする場合、給湯器を消しておくことで待機電力がかからず、エネルギーコストが節約できます。
また、長期間給湯器を放置していると中に残っている水が汚くなるので、水抜きをしてから電源を消すと良いでしょう。他にもバランス型風呂釜を使用する場合は、給湯器をつけっぱなしにしておくことはできません。火災や一酸化炭素中毒などの問題が起こらないように、使用後は必ず給湯器を消してお風呂場の換気を徹底しましょう。
給湯器はつけっぱなしでも大丈夫
本記事では、安全性、費用、故障リスクの3つの観点から給湯器をつけっぱなしにしていても、大丈夫なのかどうかについて紹介しました。ほとんどの場合、給湯器をつけっぱなしにしていても問題ありません。最近の給湯器は安全装置やエラーコード表示機能が搭載されているため、電源を切らなくても安全に使用できます。
故障リスクにおいても、定期的にメンテナンスを行っていれば、大きな影響は出ないとされています。また費用面においても、待機電力だけがかかるとされているため、費用が大幅に上がることはないでしょう。適切な管理と使用方法を守れば、給湯器はつけっぱなしにしていても問題ありません。しかし少しでも費用を節約したい方は、こまめに電源を消すことをおすすめします。
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