給湯器が漏電したときの症状と原因を解説!漏電が起きた際の対処法
給湯器の漏電は、放っておくと重大な事故やトラブルなどが起きる可能性があります。漏電が発生した場合は、迅速に適切な対応をしなくてはいけません。そこで本記事では、給湯器が漏電したときに現れる症状と、その原因について詳しく解説します。また、漏電が発生した際に取るべき適切な対処法も紹介します。漏電の危険性を理解し、早期発見と適切な対応を取れるように、ぜひ参考にしてください。
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漏電の危険性
漏電とは、電気回路が劣化したり破損したりすることにより、本来流れるべきでない場所に電流が流れる現象です。漏電は感電や火災、機器の故障などのリスクがあるため、直ちに対処しなくてはいけません。漏電を防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。また、異常を感じたら速やかに適切な対処をし、専門業者に点検を依頼しましょう。
漏電の症状
漏電を起こすと、ブレーカーが落ちたりモニターにエラー表示が出たりします。次のような場合は、漏電を疑いましょう。
ブレーカーが落ちる
漏電が発生すると、電流が意図しない経路を通るため、漏電ブレーカーが作動して電気の供給を遮断します。頻繁にブレーカーが落ちる場合、電気回路のどこかに漏電が起きている可能性があります。このまま放置してしまうと、機器の故障や火災のリスクが高まるため、直ちに専門の業者に点検を依頼しましょう。
モニターにエラー表示が出る
漏電が起こると、給湯器のモニターにエラー表示が出ることがあります。エラーコードが表示された場合は、取扱説明書を確認して適切な対応を取りましょう。自分で対処できない場合は、速やかに専門の修理業者に連絡して、点検や修理を依頼する必要があります。
給湯器の漏電の原因
給湯器の漏電には、主に次の4つの原因があります。
- 給湯器の水漏れ
- 給湯器内部のほこりやごみ
- ケーブルの劣化や損傷
- コンセントのゆるみ
給湯器の水漏れ
まず考えられるのは、給湯器からの水漏れです。水分によって電気部品や配線が損傷し、電流が本来の経路を逸れて漏れ出すことがあります。特に、配管の劣化や接続部の緩みなどが原因で水漏れが発生すると、漏電のリスクも増大します。水漏れを発見した場合は、直ちに給湯器の電源を切り、専門業者に修理を依頼しましょう。
給湯器内部のほこりやごみ
給湯器内部にほこりやごみが蓄積すると、通電部分に不具合を引き起こし、漏電の原因となります。ほこりやごみが湿気を帯びると、導電性が高まり、電気が予期せぬ経路を通って漏れることがあります。定期的に内部の清掃やメンテナンスを行い、ほこりやごみの蓄積を防ぎましょう。また、専門業者による点検を定期的に受けることも有効です。
ケーブルの劣化や損傷
給湯器のケーブルが、経年劣化や物理的な損傷を受けると、漏電の原因になります。ケーブルのひび割れや、破損により内部の導線が露出し、電流が外部に漏れ出してしまうからです。そのため、ケーブルの状態を定期的にチェックし、異常が見られた場合は早急に交換する必要があります。特に、設置後長期間が経過している場合は注意してください。
コンセントのゆるみ
給湯器のコンセントが緩んでいると、接触不良が生じ、漏電の原因となることがあります。緩んだコンセントは、電気が安定して供給されず、スパークや過熱が発生しやすくなります。また、コンセントとプラグの間にゴミが溜まりやすくなり、雨や結露などで湿ることも漏電の原因です。コンセントの状態を定期的に確認し、緩んでいる場合はしっかりと差し込むか、必要に応じて修理・交換を行いましょう。
給湯器の漏電の対処法
給湯器の漏電を確認した場合、まず行うことは、給湯器の電源を切ることです。ガス給湯器の場合はガスの元栓も閉めましょう。次に家のブレーカーを確認し、漏電ブレーカーが作動しているかをチェックします。その後、専門業者に連絡し、漏電の修理や必要な部品交換を依頼しましょう。業者には給湯器の型番やエラーコード、漏電箇所の詳細を伝えるとスムーズに対応してもらえます。
給湯器が漏電した際はすぐに業者へ連絡しましょう
漏電は、感電や火災などさまざまな危険性があるため、放置してはいけません。本記事を参考に、給湯器が漏電する原因と対処法を知り、安全に対応できるように心がけましょう。