作業・施工内容

エコジョーズ給湯器は高効率で省エネ性能に優れた製品ですが、導入にあたってはいくつかのデメリットも存在します。以下に600文字程度でその主な注意点をまとめます。

まず一番のデメリットは、初期費用の高さです。エコジョーズは熱交換器を追加するなど構造が複雑なため、従来型の給湯器と比べて本体価格が高く、設置費用も割高になることがあります。また、排気熱を再利用する仕組みによりドレン水（酸性の排水）が発生するため、排水設備の工事が必要になる場合もあり、その分の工事費用も考慮しなければなりません。

さらに、ドレン水を処理するための勾配付き排水配管が必要となるため、設置場所に制限が出ることがあります。特にマンションや排水経路が取りづらい住宅では、設置が難しい場合や別途対策が必要になることがあります。

寒冷地では、ドレン配管が凍結するリスクもあり、凍結防止ヒーターを設置する追加費用が発生することもあります。こうした点から、環境や住まいの状況によっては、従来型より維持管理に手間やコストがかかることがあると言えるでしょう。

また、高効率運転のためには定期的なメンテナンスが推奨されており、長期的な維持費も視野に入れる必要があります。エコジョーズは環境に優しく経済的な反面、設置・運用に関しては慎重な判断が求められます。