給湯器の追い焚き時間は何分かかる?遅いときの対処法とは
「最近追い焚きの時間が長くなったな」と感じていませんか?給湯器の追い焚き時間が遅くなる原因は、フィルターや配管の詰まり、給湯器の故障かもしれません。本記事では、追い焚きが遅くなったと感じた際の確認事項や、対処法を詳しく解説していきます。追い焚きでお困りの方はぜひ最後までご覧ください。
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給湯器の追い焚き機能とは?
お風呂の給湯器には、追い焚き機能がついているものがあります。追い焚き機能とは、浴槽内の水を温め直す機能のことです。足し湯は、新しい熱いお湯を追加することで浴槽内のお湯の温度を上げますが、追い焚きは浴槽内の水を循環して再利用するため、水道代の節約につながります。
追い焚きにかかる平均的な時間
平均的な追い焚き時間は、浴槽内の水温にもよりますが、おおよそ30分〜1時間かかります。「普通にお湯張りをする際は、10〜15分程度でできるのになぜ?」と思う方もいるかもしれません。その理由は、給湯器内のお湯を温める場所に違いがあるからです。給湯器は、新しい水を温める給湯用と、循環した水を温める追い焚き用の2つの釜があります。給湯用の釜に比べて追い焚き用は、サイズが小さいため温めに時間がかかるのです。
給湯器の追い焚き時間が遅くなる原因
追い焚きは、浴槽内の水を循環して温め直す方法です。そのため、循環フィルターや配管内が詰まっていたり、給湯器自体が故障していたりすると、追い焚き時間が遅くなってしまいます。それぞれの原因について詳しく解説していきます。
循環フィルター・配管内の詰まり
1つ目の原因は、循環フィルターの詰まりです。循環フィルターとは、浴槽のお湯が出てくる部分のことです。このフィルターにゴミや汚れが詰まっていると、水の吸い込みが悪くなったり、お湯の排出がしにくくなったりして、追い焚き時間が遅くなる可能性があります。
2つめの原因は、循環するお湯が通る配管内の詰まりです。フィルター同様にお湯の通り道となるため、配管が詰まっていると循環するお湯の量が減ってしまい、結果として追い焚きに時間がかかります。
給湯器(バーナーや熱交換器)の故障
3つ目の原因は、給湯器内のバーナーや熱交換器が故障している可能性です。給湯器の故障に関しては、ご自身で分解して修理をせず、専門の業者に依頼しましょう。
給湯器の追い焚き時間が遅いときの確認事項と対処法
追い焚き時間が遅くなっていると感じた際に確認する、ポイントと対処法を詳しく解説していきます。
リモコンのエラー表示を確認
まずはキッチンなどにある、給湯器のリモコンのエラー表示が出ていないか確認しましょう。3ケタの数字が表示されている場合は、取扱説明書を参考にどんなエラーが出ているのかチェックしてください。循環不良の原因は以下のようなものがあります。
- フィルターや配管が詰まっている
- 配管が凍結している
- お湯の量が少ない
- 浴槽水が循環アダプター上部より5cm以上張られていない
- 追い焚きの水流スイッチに異常がある
上記の場合、途中で追い焚きが止まってしまっている可能性があります。追い焚きが遅いときは、エラーコードや追い焚き完了後の湯温のチェックをし、給湯器の状態をなるべく正確に把握しておきましょう。
循環フィルター・配管の掃除
循環フィルターや配管が詰まっていると、お湯の循環がしにくくなり、追い焚きが遅くなることがあります。フィルターは取り外しができるため、目に詰まった汚れを洗い出しましょう。配管の掃除は、市販の風呂釜洗浄剤を使用します。
風呂釜に溜まっている水温を確認
追い焚きは、浴槽内の水を循環して温め直すため、水温が低いと温めにも時間がかかります。ガス給湯器であれば、水温15℃の水を40℃のお湯にするには約45分かかります。冬場は気温が低く、水温も15℃より低くなるため、適温にするには45分以上の時間が必要です。
配管や給湯器本体の故障は業者に依頼しましょう
追い焚きの時間が遅くなる原因には、循環フィルターや配管の詰まり、給湯器の故障などが挙げられます。給湯器本体や配管の故障を自分で修理するのは危険です。専門業者に依頼することをおすすめします。安田工務店では、給湯器の交換を承っております。給湯器でお困りの際には、お気軽にご連絡ください。